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ゼロから走り出せ

冥王星が効いているホロスコープを持っている人は、

どこか「冥王星信者」のような感覚がある。

冥王星が効いていると言うのは、出生図の個人天体にタイトに冥王星がアスペクトを作っている場合と、

感受点をトランシッドの冥王星が通るという場合。

私は後者の方になるんだけれど、蠍座の支配星という面でも冥王星はイメージしやすくなっている。

冥王星をイメージすると・・・なんて、今サラッと書いたけれど、

一体全体、冥王星とは何ぞやという感覚が普通なんだよね。本当は。

この前、占星術の講座をしたときに、土星以降の天体(トラサタ)を神の領域と例えました。

土星までは、仏様とかキリスト様とか、人の形をしている神様。

トラサタからは、人の形態を持たない神様になると。

実際、ホロスコープを一周するのに天王星がやっと人間の寿命ギリギリくらいの84年。

海王星は165年くらいで、冥王星は248年かかる。

だから天王星からは、人の情に余り感知できなくなります。

冥王星はその情に叶わない極みみたいな存在で、

人の心って何?それって有効期限どれ位?

248年くらい続かないと意味ないから。


そんな感覚で、しかも力加減なしで関与してくるのが冥王星。

でも人ってそれを恐れるのと同時に、その力を崇めるような矛盾を生きているわけです。

私だけかもしれませんけど。

元々、こんなにこじんまりとした魂(エネルギー)ではなかったはずなの。

宇宙に関与して、惑星吹き飛ばす位の霊性を持っていたはず。

だけど調和して放浪して集合して弾き蹴飛ばされて、

ここに生きている。

みんなそう。時々、すり減っているなあ・・・と感じる人と出会うと、

頑張って人間やっている感が伝わってきて、こうなったらベストを尽くそう!と、

円陣のひとつも組みたくなる感じです。

私の天体のテキストに冥王星についてこんなふうに記述しています。

出生図の中の冥王星は、個人が今生で徹底的に変容させたいと密かに望んでいるものを表すと言われています。太陽が今生のあるがままの私であるのなら、冥王星は本来あるがままの姿へ変容することを求めています。
冥王星には制限がありません。人間は心や生活を守るために、制限を全ての事柄に張り巡らせています。それは愛に対しても・・・。
それは地球を守るための大気圏のように、強すぎるが故に有害とされるものをブロックするのに似ています。冥王星にはこのブロックは存在していません。
ですからホロスコープの中の冥王星がダイレクトに個人天体や経過で影響を及ぼすとき、
この大気圏を突破してあらゆる宇宙のエネルギーが入ってきます。
その中には本当に細胞レベルで変容しないともう生きていけない事柄も含まれているはずです。だけどその後、今まで持ちえなかった力、能力を冥王星がもたらしてくれた事に気が付きます。冥王星の破壊の後には再生が約束されているからです。



出来るだけ、夢とか希望とかを感じられる記述になっている・・・・。

私はもうすぐ、来年位から、徐々にアセンダントに冥王星が入ってきます。

これは逆行を繰り返すので、スッと入ってパッと抜けていくというシンプルさはないんです。

じわじわと近づいてきて、行ったり来たりしながらアセンダントから冥王星が侵入してきます。

余り書きたくないんだけれど、私はこの時にとても大切な存在を失うでしょう。

判っているところが、自分でも嫌になるんだよね。

自分が居なくなるっていうのも在りかもしれない。

それは誰かが私を失う形に変換されるだけで、冥王星にとってはどっちでもいいかな。

冥王星がMCに重なったこともあるんだけれど、

無駄に目立っていたなあと思います。


本来の自分になるというのは、社会の防御服(それは家族とかでも、仕事とかでも良いんだけど)

それを脱がされて「素」の自分で、どこまでも生きていくしかないという覚悟です。

私自身は自分の生命感覚のみを信じている部分があって、

もしかしたら、そこを抜かれるのかもしれないなあ・・・。

1からのスタートというのは冥王星ではない。

ゼロからのスタートというのが冥王星的。





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プロフィール

菫

Author:菫
西洋占星術師であり、星の画家です。
バースチャートの鑑定、そのチャートからリーディングした絵を描いてお届けします。
普段の私は紅茶とワインが好きで、歴史小説ばかり読んでいます。
星とは前世からずっと一緒にやってきて、
そこから神の意志を地上へ降ろしていました。
星のこと、精神世界との関わり、神様のこと。、絵のこと。
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菫(スミレ)