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兮!


力は山を抜き 気は世を覆う 時に利あらずして 騅(愛馬)逝かず 騅逝かざるを奈何すべき 虞や虞や若(なんじ)を奈何せん
(力拔山兮氣蓋世,時不利兮騅不逝.騅不逝兮可奈何,虞兮虞兮奈若何!)

司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んだのは10代の頃だったと思う。

死を覚悟した項羽が、虞姫との別れに読んだ歌を目で追いながら、

私は息が苦しくなった。

力は山を抜き (兮) 気は世を覆う・・・・

司馬遼太郎は、「兮(けい)」という間投詞を入れる時に、

項羽が息を吐き切るというような表現をしていたと記憶しているが、

「兮」という間投詞に、項羽の激しい想いが一度死に、そしてまた息を吹き返すような光景を感じた。

まるで目の前で項羽が感情を抑えながら、爆発させながら叫んでいるかのように。

この場面に飲み込まれる感じは、蠍座的だと思う。

虞姫は舞ながら、この歌を繰り返し、最後に自分の首を切る。

項羽の「虞や、虞や、汝をいかにせん!」という言葉に応えて、死ぬのだ。

虞姫は項羽の後顧の憂いをたった。

そして、項羽は劉邦の軍に八つ裂きにされて31歳の生涯を終える。

九州という場所は、中国の楚(湖南省)出身である、項羽と少し似ている。




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プロフィール

菫

Author:菫
西洋占星術師であり、星の画家です。
バースチャートの鑑定、そのチャートからリーディングした絵を描いてお届けします。
普段の私は紅茶とワインが好きで、歴史小説ばかり読んでいます。
星とは前世からずっと一緒にやってきて、
そこから神の意志を地上へ降ろしていました。
星のこと、精神世界との関わり、神様のこと。、絵のこと。
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