
夢の中で一人乗りのトロッコのような乗り物に乗っている。
オルゴールのようなネジがついた箱を持っていて、
そのネジを逆に回すと、トロッコが後ろに進みだした。
背中から風を受けて暗い中を進んでいくと、
すごく眩しい光が降り注ぐどこかの町に降り立った。
亡くなった大好きな人が私を待っていて、
少ないけれど、何でもないような、大切なような言葉を少し交わしてお別れを言う。
会えたことが嬉しくて、だけどすぐに次の約束をしていないって心配になるのだけど、
その時、あれ?約束はもう果たしたんじゃないのかって気が付く。
思い出そうとしても、思い出せなくて、
大切な事は忘れてしまうんだと、不安になって一生懸命に思い出そうとしている。
その後、また一人乗りのトロッコに乗って、小箱のネジを逆に巻いて、
今度は正面に進みながら、長いトンネルを超えて戻ってきた。
目が覚めた時、あのトロッコに乗ればいつで過去へ行けるのではないかと思った。
夢の時間軸は、こことは違うんだよ。
スミレ
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